ウェールズに足が向く理由の一つに保存鉄道があります。
   鉱山で利用された歴史もあって、ウェールズにはミニSLが数多く走っています。
   タイムスリップしたような古風な車両と、のどかな自然に囲まれた風景を楽しむ
   保存鉄道の旅は、ウェールズならではの楽しみの一つと言えるでしょう。

保存鉄道を「保存」しているのは、地元自治体
とか企業などではなく、鉄道好きな有志の人た
ち、というのがほとんどです。会社の形をとっ
ているものも、有償無償のボランティアの人た
ちが経営から現場の運行までやっているので、
時には子供?みたいな年齢の車掌さんやお年寄
りの駅員さんに出会ったりもします。所定の手
続きさえすれば、我々外国人観光客でもボラン
ティアの一人としてSLの運転だってできるの
です。(研修は要るけど)つまりは鉄道大好き
な人たちがとうとう本物の鉄道を走らせた…と
いうことなんですね。
もともと鉱山や炭鉱の鉄道だったものがほと
んどなので、貨物用の狭軌鉄道が多くを占め
ています。そのうち主要な9路線で、 Great
Little Trains of Wales という団体を作り
共通で使える通し切符もあったりします。
それぞれ単独でも往復切符は乗り降り1日中自
由、という鉄道が多く、沿線のウォーキングや
観光もたっぷり混ぜながら楽しめる場になって
います。




    

  A Llangollen Railway (標準軌)
    Llangollen ー Berwyn ー Carrog  7と 1/2mile

  B Welshpool&Llanfair Light Railway (狭軌)
    Welshpool Ravwn Sq ー Llanfair   8mile

  C Ffestiniog Railway (狭軌)
    Blaenau Ffestiniog ー Tan-y-Bwlch ー Porthmadog
                      13と 1/2mile
  D Talyllyn Railway (狭軌)
    Tywyn Wharf ー Nant Gwernol    7と 1/2mile


     
 
 
 上段左: 運転席からの光景      
 上段中: 出発前に運転手さんと会話する皆さん   
 上段左: 標準軌なのでかつて国鉄で活躍していた
      機関車と客車がそのまま走る       
 中段左: ボランティア募集中           
 中段右: 冬季仕様の客車。座席ごとにドアがついて
      いて他の座席への行き来はできない    
 下段左: 制服がりりしい乗務員さん。折り返しの駅で
      ゴミを回収中にポーズをとらせてごめんね 
 下段右: Great Little Trains of Wales のポスター 



2011年「ヴェイル・オブ・ライドル鉄道」




  
     

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